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CREATE NOT DESTROY: 

プラントベースド・ハピネス × TOKES

『Create Not Destory』の最新版VOL.7を飾るのは、AFENDS ユニセックスラインのアーティストシリーズであるプラントベースド・ハピネス。バイロンのレジェンド的存在であるTokes(@couture_confidential)とコラボレーションをし、ジェットコースターのようだった2021年を経て迎える“良き時間”の謳歌ともいえるコレクションです。

2021年の荒々しいライドを終えて、幸福感を呼び起こすプラントベースド・ハピネス(植物ありきの幸せ)がここに登場。これからやってくる浮かれた季節を両手を広げて迎えましょう。この心地良いカプセルコレクションは、Tokes(トークス)の個性的な手書きのグラフィックと環境にやさしいリサイクル糸が紡ぎ出すポップで鮮やかな色が印象的で、ユニセックスなシルエットで表現されています。今回Tokesのライフストーリーのすべて、そしてコラボコレクションの制作舞台裏まで話を聞いてきました。

Tokesという人物について教えて― 本名は?絵を描くことが好きになったきっかけは?

僕がジャクソンって名前なことを知っている人はほとんどいないと思うんだよね、っていうか正直な話、みんなTokesとして認識してる。

 

もともと絵を描くのはずっと好きだったと思う。アーティストとか絵描きになるとは思ってなかったけど。学校で教科書にクソみたいな絵を描いたり、作文をグラフィックなフォントで書いたりしてたから、点数なんて全然取れなかったな。卒業後はTafe(*)に行ってグラフィックのコースに進んだんだけど、6カ月でやめちゃったよ。だって、「なんでそんなものを描いてるんだ?これはそういうことじゃない。パソコンでやらないと…」みたいなことを言われて見限られちゃって。だからコースをやめて、実はちょっとの間、サッカーもしたりしたんだけど、ボールを真っすぐ蹴られなくてこれもダメだった。で、それもやめて、大工見習になったんだ。

* オーストラリアの専門学校

インスタのアカウント@Couture_confidentialを覗かせてもらったよ!アートワークのインスピレーションはどこから来る?

インスピレーションは普段の生活から得てるよ。街中で気になるものを見かけたり。人間観察は最高だね。たぶん僕のインスピレーションの最たるものかも。ボーリング場のおじさんとか。あとゴシップ誌をたくさん読んで、あれもインスピレーションの宝庫。

 

プラントベースド・ハピネスのコレクションについて聞かせて?このコレクションのデザインを依頼されたとき、最初に思い浮かんだことは?

Afendsのロゴをただ描いて、それに合わせて適当な言葉を書いてたら、そこから「プラントベースド・ハピネス」の観念が生まれたんだ。たくさん書いた小さなスローガンの中の1つだったんだけど、なんとなくピッタリだなと。

 

一番人気のリップイン オーバーサイズ グラフィックTシャツについて詳しく知りたいな。

これは2人の男女がパーティーを楽しんでいて、見ての通り男が盛り上がってボトルを開けてて、女はタバコを吸ってる。パーティーでの出会いを楽しむってことだよ。

地元はどこ?

ビクトリアの南西部のグレートオーシャンロード沿いのローンっていう小さな町。ビクトリアの田舎にはクラシックなインスピレーションがあるよね、古びた農家とかさ。自分自身がそういう環境の産物であるってことがたくさんインスピレーションをくれたし、フッティ(*)のある景色で育ったから、そういうのから思い付くものをたくさん描いてたよ。それができたのはイイよね。

*オーストラリアンフットボールの通称

 

今はバイロンに来て、バイロンのカルチャーからはどんな刺激を受けてる?

バイロンに来て良かったと思うのは、クリエイティブな感覚が芽生えたことかな。みんな周りがカッコいいことばっかりやってるんだ。レーベル立ち上げたり、アートやったり、写真やったり、みんな何かクリエイティブなことやってる気がする。クリエイティブなエネルギーの中に押し入れてくれる場所だよ。

 

何か隠れた才能を持ってる?

無駄な隠れた才能ならいっぱいあるよ。テックデッキやりすぎ、ヨーヨーが上手い、あとマジックにはまった時期もちょっとだけあったような気がするし、挙げればまだあるよ。今はただの絵描きで、僕の書いたものを気に入ってくれる人がいて、それでかなり満足だよ。