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「BANKS JOURNALはまだ小さいビジネスで、少ないスタッフが色んな役割を担っているから、このキャンペーンの撮影はまさにチームワークの賜物だよ。才能ある仲間たちの協力があって、それが誰一人欠けても実現しなかった。」

21年秋コレクションを8月20に発表するなんて信じられないよ。他のブランドと同じで、発表は予定よりちょっと遅いんだけど、あっという間だったね。実は、パンデミックのせいで色んな事が少しゆっくりな流れになるかなって密かに期待していたんだけど、結局、余計にややこしくなっただけで、むしろスピードアップした感じだよ。でも文句があるわけじゃないよ。だって、今も変わらずやりたいことができて、インスピレーションをくれる人たちと一緒にいられるんだから。すべては、サステナブルなデザイン開発でスタイルと機能性を融合するっていう、僕たちの目指すべき姿を形にするためだよ。

今シーズン、ウエストハリウッドヒルズにひっそり佇むミッドセンチュリーな隠れ家を選んだんだ。

バーや石造りの暖炉のあるリビングとか、考え抜かれたテーマ性のある部屋で、当時を閉じ込めた完璧なタイムカプセルみたいな空間だった。

中でもお気に入りは、ビンテージ家電のレプリカが置いてあるブルーのキッチンだね。まるでそのデザインが全盛だった時にタイムスリップした気分になったよ。

このキャンペーンには、プラスアルファとして、最終的に実現したビデオコンテンツを追加したんだ。少し前にマイク・ブロムリーを紹介されたのがツイてたね。彼はRedの撮影裏のウィザードで、写真では表現しきれないようなやり方でアイテムに命を吹き込んでくれるんだよ。

BANKS JOURNALはまだ小さいビジネスで、少ないスタッフが色んな役割を担っているから、このキャンペーンの撮影はまさにチームワークの賜物だよ。才能ある仲間たちの協力があって、それが誰一人欠けても実現しなかった。

フォトグラファーのザック・ブッシュとアシスタントのエイドリアン・アルストン、ビデオ撮影に参加してくれたマイク・ブロムリー、BANKS JOURNAL メンズウェアの新しいデザイナーのジェイコブ・マッケイブ、スタイリスト(ネイト、ライアン、マイルズ担当)のキム・シュルスタッド、それから最後に、撮影裏ですべてを統括してくれたジョン・コンノに心から感謝します。この作品が完成したのが本当に嬉しい。

僕たちのコレクションがどうアレンジされて着こなしてもらえるのかが楽しみでしかたないよ。