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スタッフとしてJJを裏側で支えている方たちに抜き打ちでインタビュー。そんなむちゃぶり企画の餌食となるのは、ROIALWOMENSデザイナーの松木香織にフォーカス。かわいいものが好きな乙女な部分と、デザイナーとして肝が据わっている元ヤン?な部分が垣間見える!?記念すべき連載第一弾!

Q:それではさっそくですが、ROIALデザイナーになられた経緯は?

松木:もともとは生産管理でジャングルジャム(以下:JJ)には入社した予定だったんですけど、ROIALのウィメンズアイテムに注力しようと会社として動き出すタイミングに、私がその企画にたまたま入ることになり、気がついたら?うっかり?デザイナーになっていました。笑

Q:うっかり?デザイナーになるなんてことは稀だと思いますが笑。デザイナーという職業にはもともと興味があったんですか?

松木:デザイナーになろう!と、考えていたわけでもなかったんですけど、その仕事を任せてもらえるってなったときに、“すごいなんか楽しそうかなー”って、デザイナーとかいいじゃんー、なんか響きがいいし。ぐらいにしか思っていませんでした笑。最初はそのぐらい興味本位でしたね。

Q:デザイナーって聞くとかっこいいイメージがありますよね。ROIALはJJで創業当初から取り扱っていたブランドの一つだと思いますが、その当時はやっぱりメンズ色が強いイメージがあるんですが、なぜウィメンズアイテムに注力しようということになったんですか?

松木:もともとはメンズアイテムをサイズダウンしたものをウィメンズアイテムとして扱っていなくて、企画やデザインもメンズチームが考えていました。そこから、メンズのサイズダウンしたアイテムだけではなく、ウィメンズアイテムも独自にデザインして注力していこう!って感じでした。

左:LAUFEY¥4,950(税込)中央: LIZARD¥8,250(税込) 右: IGOR¥5,720(税込)
全て松木がデザインしたROIAL WOMENSのアイテム

Q:そこから、デザイナーとして松木さんに白羽の矢が立ったと。そんな松木さんからみた当時のROIALってどんなブランドだったんですか?

松木:これはいっても良いのかわからないんですけど笑。その時々のトレンドを追いかけているようなブランドではなく、THEサーフ女子!が着ている感じが強くて。実際に着ている方のイメ―ジもトレンドを追いかけているような方たちではなく、かなり絞り込まれたジャンルの人たちが着るブランドみたいなイメージが当初はありました。

でも、そんな本気でサーフィンをする女子ばっかりじゃないですか?笑

Q:確かに。その松木さんが現在デザインしているROIALWOMENSはそういった、当初のイメージ的なものは引き継いでいたりしますか?

松木:もちろん海が好きな女の子にも着てもらいたいんですが、街でも海でも、普段のライフスタイルに合わせて、ROIALを取り入れられるように意識してデザインをしています。

必ずしも、サーフガールのような人たちに限定したものではなくて、ふと、その洋服が目に入ったときに、サーフィンとか興味がない女の子でも「あっ、これかわいい!」ってなってくれたら最高です!

Q:以前のROIALに比べると、さらに着てもらえるファン層が広がるようにデザインされているんですね。そのような意識をもってデザインをする際になにか参考にしているモノとかあるりますか?

松木:学生のときから、めちゃくちゃ雑誌が大好きで。女性誌も読みますがメンズ誌も毎月でるものは見漁っていますね。特にメンズ誌のほうが好きで、ポパイとかもよく読みますし、女性誌はジゼルとか、意外とViViとかも好きですね。

Q:メンズ誌もお好きなんですね。メンズ誌が好きで読む理由って何かありますか?

松木:えーなんだろー。私は女性なので乙女心はなんとなくわかると思っているんですが、男性目線で見たときのおしゃれってどんなものなんだろう?とか、そんなところを知りたくて読んでいます。

Q:取材前は喋れるか心配だなー。みたいなことおっしゃっていましたが、全然喋りまくりじゃないですか笑

松木:まじで今笑うの我慢してますよ笑。なんか語っているなー自分。みたいな。笑

Q:そういう趣旨の記事なので、もっと語っちゃってください笑。話を戻しますが、なにか松木さんがデザインなどで煮詰まったりしたときに、気分転換にすることは何かありますか?

松木:デザインで煮詰まるときは、ずっとそのことしか考えられなくなってしまうので、ROIALのことを考えるのを一旦やめて、なにか自分がほしいものとか、これかわいいー!と思うものをWEBなどで画像とか集めて、色々妄想してテンション上げてリフレッシュしますね。

あとは休みの日に地元に帰って友達とくだらない話をしまくりますね笑

Q:地元の友達って素でいられることが多いので落ち着きますよね。そんな松木さんには憧れている人とか誰かいらっしゃいますか?

松木:この人が!っていう方は特にはいないんですけど。でも最近面白いなって思うのは、スタイリストの百々さん(@dodo_chiharu)のインスタライブがめっちゃ好きです。なんかサバサバしていて、子供もいて、それでもバリバリ仕事をしている感じとか、カッコいいなーって思います。こんな大人になりたいなって、何事にも好奇心忘れちゃいけないなと。

Q:なるほど。松木さんご自身はそういったSNSとかで何か発信されていることはありますか?

松木:私、ほんっとにSNSとか弱くって笑。基本めんどうくさがりな性格なので、仕事とかであればやるんですけど。自分のことを発信するのは少し苦手なほうかもしれませんね、テンション上がった時だけインスタでストーリーズとかアップします!

Q:松木さんが思うデザイナーという職業について、何か思ったことはありますか?

松木:なんか、こんなに色んな事を考えるんだーって思いました笑。最初は慣れていなかったのもあるとは思うんですが、ここ3年ぐらいは、しんどいというか苦労することが多かったです。デザイナーって自分の意思もあるけど、ブランドのこと、お客様のこととか、このブランドに関わる全てのことを考えなくちゃいけないし、常に視野を広げていかないとなーって思っています。

Q:今まででどんなことで苦労をしましたか、もしくは、やっちまった話とかあれば、ぜひ聞かせてください。

松木:結構やっちまってますよ、私は笑。こんな商品売れるかー!と営業から言われたこともありますし。JJの取引先様のニーズじゃなく、自分の打ち出したいトレンドに寄せすぎたデザインにしてしまったときとかは、今までのお客さんが、”あれ、ROIALどうした?”みたいなことになったときもあって、その穴埋めをするのがかなり苦労しましたね。

Q:それでも、そのような松木さん自身が打ち出したいデザインのROIALWOMENSも発信していきたいということですか?

松木:そうですね、そういった思いもあります。型にはまりたくなくて・・・型になんかはまってたまるかー!と笑。

デザイナーになった当初よりは、皆さんにも少しずつですがデザインが受け入れられてきているので、本当に感謝ですね。これからも、じわじわと松木デザインで攻めていきます笑。

Q:最後になりますが、ROIAL WOMENSデザイナーとしての今後の展望はありますか?

松木:今JJで取り扱っているブランドのシェアの大半を占めているのは、BANKSやCriticalSlide、Afendsなどのインポートブランドがメインなんですが、その中のROIAL、そしてWOMENSカテゴリーなので、比べると認知度はまだまだ低いので、そういったインポートブランドぐらい認知されたい、というよりかはROAILとしてブランドのシェア率を追い越したいくらいですね。WOMENSもさらに引き立ってくれたらいいなと思っています。そのぐらいの気持ちで、むしろ私自身も突っ走っていきたいですね笑。

【プロフィール】
JAMGLEJAM.INCに2016年に入社。生産管理職への配属予定だったが、入社直後にROIAL WOMENSデザイナーに抜擢され、日々奮闘中。