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ーBanks Journalのコレクションを撮影している、ザックへインタビュー。写真との出会いやBanksとの関わり、そしておすすめのタコスショップについて。


BJ: ザック、今回はインタビューを受けてくれてありがとう。今日は何をしてたの?写真の編集?

Zak: そうだね、ここ一週間くらいコツコツ編集作業をしてるところ。週末までには終わるといいなあとは思ってるんだけど。

BJ: なるほどね。君の写真は、海辺での暮らしをありありと感じさせるけど、もともと南カリフォルニアの出身なの?

Zak: いや、カナダのトロント出身なんだ。カルフォルニアっ子と思われがちなのは、ロングヘアだからだと思う(笑)。17歳で移住してきて以来、ずっと海のそばで暮らしてるよ。


BJ:写真表現の何が君を引きつけているんだろう? 君の作品は、何というか…最高だよね。

Zak:ありがとう。写真を撮ることをいつも楽しんでいるよ。両親が僕にカメラを買ってくれたのが、確か10歳のとき。そのときは、なんでカメラや写真が好きなのかわからずにやっていたかな。今は写真の制限された表現や、その中でどんなことができるかを考えて、制作することが楽しい。きっとそれがずっと好きで、続けているんだろうな。

BJ: そんな早くからカメラに触れてたんだね。自分が10歳のときは、レゴにハマってたな。レゴの値段が高すぎるから、リンカーンログっていうブロックでも遊んでたけど。いろんなカメラに触れてきたんだと思うけど、自分の人生を変えた機種ってある?

Zak: カナダの東側、ハリファックスに住んでいたとき、サーフィンで足を骨折してね。それで冬の間サーフィンできなくて。代わりに、ルームメイトから借りたカメラで友達のライドを撮影してたら、それが初めて雑誌に載ったんだ。多分、Canon 30Dだったかな。


BJ:いつからBanksの撮影を始めたの?

Zak: 去年からだね。前任のデーン・ピーターソンが撮影を担当していたとき、1年くらいアートディレクターとして参加していたんだ。彼はいい友達で、仕事もすごく楽しかった。去年、デーンが創作活動に専念するためにBanksの撮影から退いたから、自分がそれを引き継いだって感じかな。彼は才能に溢れていて、何を手がけても素晴らしいよね。


BJ: 本当にそう思う、彼はなんでもやってのけるよね。君にとって写真は、ドラッグになりえるかな? つまり「この瞬間に生きていた」って感じることがあるのかな。

Zak: そうだね…きっとどんな仕事でも、ドラッグになり得ると思ってる。そういう心持ちになるとき、自分がどれだけ幸福かを一歩引いて感じたほうがいいんだ。写真を撮ることが本当に好きで、それが自分の生業になってる。そして、人生にも自由をもたらしていることに、とても感謝してるよ。

BJ: 創造的であることが自分の人生を支え、持続させていること自体が、芸術そのものだよね。話題は変わるけど、最近は海に出てる?

Zak: 週によって「出てる」と言えるときもあれば、「出てない」と言わざるおえない時もあるかな。月曜日から金曜日の9時-6時で働いていた数年前よりは、格段に海へ出れているよ。


BJ: これから写真を始めたり、制作に携わりたいと思ってる人になにかアドバイスはある?

Zak:写真の専門書や写真集をたくさん読むこと。価値のある、素晴らしい作品を学ぶこと。ソーシャルメディアの「いいね」の数じゃなくてね。


BJ:そうですね。作品をどう磨いていき、発展していくかは、そこで分かれていくんだろうな。ところで、このタコスはどこのお店?ベニスビーチにも、そんなお店があるんだね。

Zak:これは「テッド」という店のレッドタコス。路面店になる前は、トラックで販売していたお店なんだ。ベニスビーチ周辺には美味しいタコス店がたくさんあるけど、そのほとんどが道路脇のトラックやカートだね。


BJ:ベニスではどんなふうに暮らしてる?私はいつも、午前の早い時間にビーチへ行って、写真を撮ってたなあ。ここじゃあ、写りの悪い写真を撮るほうが難しいと思う。

Zak:ここでの生活は素晴らしいね。LAのほぼすべての側面が街に現れているし。自分もビーチを歩くのが好きだけど、撮影はしてなくて。自分のテリトリーにいるときは、カメラを持たずにいるほうが合ってるんだ。


BJ:今年、楽しみにしてるエキサイティングな計画はある?

Zak:covidワクチンかな。可能な限り早く、すぐに打ちたいね。