Indosole－第2回コミュニティ支援 3on3チャリティーバスケットボールトーナメント

28チーム、36試合、1,000以上のダンクシュート、そして2組の優勝者。第2回コミュニティ支援3-On-3チャリティーバスケットボールトーナメントを振り返る。

11月9日（土）の朝はバリの乾季らしい天気だった。雲のない青空、暖かい日差しと柔らかな海の風。サーフィンをしにビーチに出かけた人が多かっただろうが、スニーカーのひもを結び、ジャージを着てCanggu Community Schoolのバスケットボールコートに向かった人もいた。

来場者を強い日差しから守る学校の２コートでNBA規模の3-On-3試合が開催された。参加者は、現地の学校や会社から集まった28チーム。その中で8チームはジュニア（18歳以下）、20チームは年齢の制限がないオープンチームだった。トーナメントの登録費はチャリティーに寄付された。

DJブースの後ろからHouse of PNNYが音楽を流していた。朝9時からボールの音が聞こえ始め、ジュニアチームがトーナメントを開始した。それはゆっくりしたスタートではなく、情熱と才能に溢れたジュニアたちが登場した後すぐに、フープの音と点数のアナウンスが聞こえてきた。

3-On-3という試合はストリートスタイルのバスケットボールに基づいている。3人1組の２チームが同じゴールを狙って戦うのだ。コートは半分に分けているので、同時に2試合を行うことができる。15分の試合はじゃんけんから始まり、先に15点を獲得したチーム、または試合終了のサイレンが鳴った時点で点数が多いチームが勝つ。ペナルティーエリア内のシュートは1点、ペナルティーエリア外のシュートは2点というシンプルなルールだが、終わりまでとてもスピーディーな戦いだ。

ボールがコンクリートに当たる音や「パス」の呼びかけ、会場で流れるヒップホップはバリの小さな学校をまるでカリフォルニアの裏道のような雰囲気に変えた。ボランティアの審判員や得点記録係の厳しい目線の前で同時に４試合が行われ、それは気楽なチャリティーイベントではなく、冷静で情熱的な試合だった。

会場内では友情も感じることができた。倒れた相手に笑顔で手を貸し、背中を撫でるシーンがよく見られた。チームの中でも共同開催者Indosole勢が特に熱心で、創業者のKyle Parsonsが15分の試合の最後の最後まで頑張ってくれた。

「本当に強い選手もいて、熱い競争心が会場に満ちていました。」とラウンドワンの終わりに汗をかきながらKyleが話した。でも彼の中にあるのは競争心や真剣さだけではなかった。「本当に嬉しいです。楽しくてオールドスクールでクリーンな遊びだと思います。仲間と一緒にコートの中で汗をかいて、みんな善いことをするために集まったのです。」

コート内とは違って、ガーデンは涼しく、ゆっくり交流できる場所だった。Vinny’s Warung, Hotline Wings, Art of Spiceや体を冷やすRebelle Ice Creamなどによるフード屋台が芝生の上に並んでいた。その横に今回のチャリティーイベントの寄付先Pulau Plastikのメッセージを表現する100%再生可能な商品やスポンサーブースも見えた。

「来場者数がすごいですよ」とKyleは喜んでいた。「チームの数も2倍なので、熾烈な争いになってきましたね」。ジュニアたちは特に熱心だった。ジュニアのトーナメントを最後に決めたのはLycée Français de BaliチームのAndamenのロングシュートだった。

イベント開始から2時間、オープンディビジョンは共同開催者House of PNNYとMake a Change Baliの2チームに絞られた。この決勝戦は延長しても勝敗が決まらず、会場内の時計が止められ、先に2点を取った方が勝ちというルールで試合が続いた。緊張感で静まり返る会場で、それぞれが1点を取得したところで、ペナルティーエリアからの正確なショットがMake a Changeチームの優勝を決めた。

また、会場ではサイレント・オークションが行われ、現地の企業が様々なクーポン券などプライズ品を提供してくれた。そして来場者はアートワーク、洋服、食事券、スパトリートメント券や宿泊券を持ち帰ることができた。それぞれの笑顔の裏には真剣な目的があった。オークションや試合の登録費を含め、すべての利益はPulau Plasticに寄付されたのだ。Pulau Plasticは、インドネシアのプラスチックゴミの管理を改善するために、人々を教育するなど具体的なアクションをとっている団体だ。

「まずKai Paul, PNNYのクルーとCanggu Community Schoolに感謝の気持ちを伝えたいです。彼らのおかげで今日のイベントを実現することができました」とKyleが一日をまとめた。「楽しみながらコミュニティのためにできる何かをすることが大事です。去年は多くの寄付金を集められ、100人以上の人に家を提供することができました。（去年のチャリティーはThe Shelter Projectでした。）そして今年はさらにいい結果になりました」とKyleが続ける。

その「さらにいい結果」とは7,000万ルピア（約54万円）を、プラスチックゴミがない、より綺麗なバリとインドネシアのために寄付することができたということだ。

来場者の方々、優れたスキルを見せてくれた28チームと共同開催者のCommunity Assist, House of PNNYとCanggu Community School、お疲れ様でした！

Indosoleより下記の皆様へ感謝を申し上げます。

ラッフル

サイレント・オークション

Potato Head | Stuart Smythe | 4Quarters | DUĒ HATUĒ Tattoo | NIHI Sumba

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